「そうか、そりゃよかったな。」

「はい!食べてくれてありがとうございます!」



俺の前で無防備にニコニコと笑って普通に飯を食ってる女。



こんなに穏やかな時間を過ごしたのはいつぶりだろうか。




俺も女もただ黙って美味い飯を食ってる。



会って間もない、何も知らない女とのこの時間はいつの間にか俺の一番安心する時間になっていた。