君との恋のエトセトラ

また月末の飲み会がやって来た。
そこで課長から衝撃の報告がされる。

「今月のトップは木原。2位は河合だった」

ザワッと皆がざわめく。

「河合さんが?ついにトップの座を…」
「河合が2位?そんなのいつぶりだ?」

皆の言葉を聞きながら、凛は思わず口元を手で覆って青ざめた。

(私のせいだ!河合さん、私に付き添って長崎に行った時、クライアントとの打ち合わせを大幅に変更したり外回りも減らしたから…)

どうしよう、と凛は心の中で焦る。
なんて謝ればいいのか分からない。
けれどとにかく謝らなければ。

航の様子を見ると、いつもと変わらず落ち着いている。

だが、本音は苛立っているのかもしれない。
長崎にさえ行かなければ、と。

凛は声をかけるタイミングを探りながら、どうやって詫びようと、そのことばかりを考えていた。