周りにいたメンバーも
「うわ~!凄いのきた~!!」
「これはエグいのきたわ!!」
「羨ましい~!!」
と、今までにない盛り上がりを見せ、コメント欄も
流石売れっ子!
これは高い、高すぎる
瑠色似合う~
これ、30万以上するやつ!!
と、そのブランドが有名なのか、画面に写し出された人達同様激しく盛り上がりを見せていた。
私の中のギリギリの容量が、パンと音を立てて限界を迎えた。
よりによって比べ物にならないレベルのトートバッグ。身を削って稼ぎ、私にしたら震える程高く感じて渡したトートバッグが恥ずかしくて仕方ない。
もう、見てられない。
誰かに傷つけられたわけじゃないのに、今まで一番辛くて苦しく感じた。
ひとしきり盛り上がったあとは、彼の映画の主役の話題に変わり、私はソッと表示画面に戻るボタンを押し、笑い声が響く配信から離れて目を閉じる。
耐えられなかった。
惨め過ぎて苦しかった。
黒川君が悪いわけじゃないのに、あの配信にいた女性が悪いわけじゃないのに、彼に、彼女に、周りに、なぜだかどうしても責めたくなる。
押し潰される負のドロドロした言葉にならない感情。
消えてしまいたい。
惨め過ぎて
消えて無くなりたい。
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瑠色に18歳の
お誕生日おめでとうって
言っておいて。
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加南子のLINEに、更に追い討ちをかけられる。


