「おまえな」
「だから、まだしてねえよ、未遂だって」
「これ以上入院させておけない」
「反省してます、なんか喋ってて沈黙のあと見つめ合ったら我慢出来なくて……」
「抱きしめたのか?」
「だから触れてねえって」
「廉也、東京に帰れ」
「いやだ」
「それなら、みゆちゃんに指一本も触れるな、見つめ合うな、沈黙になるな」
「出来るだけ頑張るよ」
廉也はこの時北山先生の言いつけは守る気持ちは全くなかった。
私は廉也さんに病室に呼ばれた。
「みゆ、島見学したいんだけど、案内してくれる」
「先生に外出許可もらって来ますね」
廉也さんと出かける事が出来るとウキウキしていた。
「北山先生、桂木さんが島を見学したいとのことですが、外出許可頂けますか?」
「二人で行くの?」
「はい」
「大丈夫?」
「どう言う意味ですか」
「みゆちゃんが廉也と二人で出かけることが、嫌じゃなければいいんだけど……」
「だから、まだしてねえよ、未遂だって」
「これ以上入院させておけない」
「反省してます、なんか喋ってて沈黙のあと見つめ合ったら我慢出来なくて……」
「抱きしめたのか?」
「だから触れてねえって」
「廉也、東京に帰れ」
「いやだ」
「それなら、みゆちゃんに指一本も触れるな、見つめ合うな、沈黙になるな」
「出来るだけ頑張るよ」
廉也はこの時北山先生の言いつけは守る気持ちは全くなかった。
私は廉也さんに病室に呼ばれた。
「みゆ、島見学したいんだけど、案内してくれる」
「先生に外出許可もらって来ますね」
廉也さんと出かける事が出来るとウキウキしていた。
「北山先生、桂木さんが島を見学したいとのことですが、外出許可頂けますか?」
「二人で行くの?」
「はい」
「大丈夫?」
「どう言う意味ですか」
「みゆちゃんが廉也と二人で出かけることが、嫌じゃなければいいんだけど……」