「ありがとう。でも本当にそう思ってるなら、お嬢様って呼ばないでよ。もうお嬢様じゃないんだし」 「でしたら…あこ様ですね。承知いたしました。あこ様、もうひとつ申し上げたいことが。大学でもあこ様のご友人も含めて、1人の人としてではなく、三浪グループの娘として見ておられました。 ですからあんなことを…。あこ様のことを誰も見ていない。腹が立ちます」 「雅って、意外と感情的なんだね」 「執事が感情を外に出すことは、許されていませんでしたから…。解放されたんでしょうか(笑)」