「あれ、俺言ったっけ?彼女できたって」
「嫌でも入ってきますよ、先輩って目立つ人だから!」
実里はあははと明るく笑っているつもりなんだろうけど、無理しているのが見ていてわかった。
「あの、俺らもこれからデートなんで、もういいすか」
江戸川先輩は実里の前に庇うようにして立った俺に目を丸くした。
「あ、君は実里ちゃんの幼なじみの…」
「今は実里の彼氏です」
実里の腕を掴み先輩の横をすり抜けて校門を出る。
「あの、遼…ありがと…」
「何が」
苛立つ俺に気づいたのか、実里が「ごめん…」と謝ってきた。
ハッと我に返って実里の腕を離す。
…何やってんだ本当に。
実里が一日であいつのことを忘れられないのなんてわかっているのに。
あいつのことが好きなままでいいって言ったのは俺なのに…。
「やっぱりさ、まだ先輩と話すのきついや。だから遼が連れ出してくれて助かったよ!」
「嫌でも入ってきますよ、先輩って目立つ人だから!」
実里はあははと明るく笑っているつもりなんだろうけど、無理しているのが見ていてわかった。
「あの、俺らもこれからデートなんで、もういいすか」
江戸川先輩は実里の前に庇うようにして立った俺に目を丸くした。
「あ、君は実里ちゃんの幼なじみの…」
「今は実里の彼氏です」
実里の腕を掴み先輩の横をすり抜けて校門を出る。
「あの、遼…ありがと…」
「何が」
苛立つ俺に気づいたのか、実里が「ごめん…」と謝ってきた。
ハッと我に返って実里の腕を離す。
…何やってんだ本当に。
実里が一日であいつのことを忘れられないのなんてわかっているのに。
あいつのことが好きなままでいいって言ったのは俺なのに…。
「やっぱりさ、まだ先輩と話すのきついや。だから遼が連れ出してくれて助かったよ!」

