踏み込んだなら、最後。





「お前なんかとはゼッコーしてやる!!2度とオレに話しかけんなっ!!」


「俺だってお前なんか大っ嫌いだ!!もうぜったい宿題教えてやらねーからっ」



朝から始まりました。

カンカンカンカンと、バトル開始音。


すぐにあいだに入った佳祐お兄ちゃんが小学生ふたりをヒートアップさせないよう、両腕に抱えるみたく止めた。



「保育園組が泣くからマジやめろって。これ以上騒ぐならお前ら揃って外に出すぞ」



ああできるのもあと2、3年くらいなんだろうなって、見るたびに私は思って逆に微笑ましくなる。

いつの間にか背がぐんぐん伸びて、声もハスキーっぽくなって、まさに中学生のハルくんがいい例だ。



「だってこいつがオレのチキンナゲット食べたんだよ!!」


「あんな残してたらいらないと思うだろ!」


「ふざけんな楽しみに最後までとってたんだよバカ…ッ!!2コしかなかったのに……!」


「知らねーよそんなの!!」



食べ物の恨みは怖いもんね…。

私もそれは経験者で、今では好きなものはわりと早くに食べようというスローガンを掲げて生きている。