踏み込んだなら、最後。





「でもさ佳祐にーちゃん、よく言わない?大人しい子のほうが案外そーいう経験は早いって」


「……ひ、避妊はしろよ」


「うわ、超サイテー」


「なっ、最低ってなんだよ…!俺だってまさかいちばん遠そうだった由季葉がって…、昔はあんなちっこかったのに……、
知ってるか?ピッカピカの泥団子いつも作ってみんなに配ってたんだぞ由季葉は」


「あ~知ってる!もういらないって言っても嬉しそうにくれるからちょっと困ったけど…。純粋!めちゃいい子!…が、じつは経験済みって…」



えっ、困ってたの…?

逆に私はみんなが喜んでくれるから、そのためだけに泥団子を磨いてたのに……。


って!
ぜんぜん関係ない話になっちゃってる…!

それに弟や妹たちに聞こえたらどうするの……!



「わ、私のことはいいから…!アヤナちゃんもせめて学校は行かなくちゃダメだよ…!」



とりあえず部屋へと逃げた。

階段をかけ上ってドアを閉めて、背中をペタンと預ける。