30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです

「たとえばちょっとしたお菓子と一緒に渡すとかいいんじゃない? 返すついでって感じて渡せば、受け取ってくれるかもしれないよ?」

「麻子、あんた天才!」
思わず拍手しそうになる。

ただ返すだけじゃなくて、なにか一言添えたり、休憩中に食べられるお菓子を一緒に渡すことで印象づけることができるし、相手も気分がいいはずだ。

美加は大翔のペンをまるで宝物のように胸の前で握りしめたのだった。