30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです

そんな上司を見て不思議がる美加に麻子が「最近奥さんと喧嘩したんだって」と、麻子がこそっと耳打ちをしてきた。

なるほど、だからこれほどものわかりがいいわけだ。
「もしかして、あまり怒られないことがわかってたから昨日一緒に飲んでくれたの?」

その質問に関しては麻子は鼻歌を歌ってごまかしていた。
そこから先は鬼のように集中して仕事をすることとなった。

昨日1日分と、今日の午前中の分の仕事が丸々残っている。
納期はまだ先だけれど、休憩している時間なんてとてもなかった。

でも、それも仕方ないことだ。
すべては美加自身が巻いた種。