無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

「朝のランニング始めてみたら?」

「ん~そうしよっかな」


早起きは三文の徳っていうもんね!
いいことあるかも。


「よーっし二回目の記録とるぞー」


100m走は記録を二回とることになっていた。
また椎菜ちゃんが行ってしまうのを見届ける。

足が速いってこの時間も楽しいだろうなぁ。


さっき私と走った女子はにやにやしながら近づいてきた。


「足遅いんだねぇ」


ちょっとむっと来たけど言い返さなかった。
…事実だから。とほほ


よーいどんっ

二回目ともあって何となく走りにも安定がつく。

線を越え先生のタイマーが押されたと同時に先にいた女子が足を突き出してきた。