無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

「お前、見たな?」


「…?はい見ましたけど。」


何故か妙にこちらに視線をよこす彼。


この血液パックの量。
これは持病の薬とかなのかな?


そんなぐらい入っている。

もしかしてさっきのも持病っ⁉


「お前…このことを話…」


「あ、すみません。自分お邪魔でしたよね。体大切にしてくださいね。」


「は?体を大切に…」


ここに水と氷が入っている張るものを置いてついでに自分の昨日の夜ごはんの残りを置いておく。

…まずくは、ないはず。

「待てよ」