無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

何故か痛いかったはずなのが甘い痛さに変わり、少し驚く。

何故か体が蒸発しているように熱くなっていく。

「ぁ…し、新堂様⁉」

何が起きているかわからずとまどってしまう。

…夢?もしかして私今夢の中にいる⁉

「血が…おい、しい?」

新堂様のそんな声が聞こえたような気がする…。

私はそこで意識を手放した。