無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

「他人と比べては駄目です」

他人と比べてきたじぶんだからこそ言える発言。

「私の兄はとても優秀で…、そんな兄と比べると自分は駄目駄目です。」

「…」

見比べる?そんなこと駄目駄目。

自分そんなことしたら落ち込んじゃう。

だから、私は自分の得意分野を見ることにした。


「でも、でもですね。聞いてくださいっ。自分理系強いんですよ⁉」


数学のテストに関しては自信はすごくある。

英語の通知表は思い出したくもないけど。


「そういう問題なのか?」

「男前の顔の人と比べては駄目ということですよ。」

失礼します。というと栗栖様の髪の毛にピンをはめる。

「栗栖様は自分の顔をちゃんとみたことはありますか?」