無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

結局彼は2限目の途中で平気な顔でやってきた。

少しは申し訳なく思ったのか、それとも彼の性格上注目を集めるのが嫌だったのか
静かに気配を消していつの間にか隣に彼はいた。

どうせ後者だと思うが……。



昼休み

「美鈴ちゃん。ごはん一緒に食べない?」

椎菜ちゃんがお弁当を片手に誘ってきてくれた。

「もちろん!」

「せっかくなら、食堂で食べよー」

「いいよ」

夜桜学園は一流の食事をたしなむ御曹司もいる。

そのため、料理には一流料理人などいたりしていた。

こんなの絶対美味しいじゃん。

食堂のメニューを見ながらペロリとする。

「先に注文してくるね。」