次の日は雨だった。

しとしと降る雨の音に起きると慌てて支度をする。

部屋から出るともう新堂さんはいないのか彼の部屋からは物音一つしなかった。

裏口からと言ってももし新堂さんが出るとこを見られていた場合、
自分の姿を見られたら大変なことになるため、慎重に行く。

無事に抜けることができると教室に猛ダッシュ。

二日目の教室はにぎわいを見せていた。


「おはよー美鈴ちゃん。」


教室に入ると前の席から明るい声!


「椎菜ちゃんおはよっ」


ん~友達って最高!

隣の席の彼はまだ来てないようだった。