無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

…えっ、栗栖さま??


パッと見ると何やら不機嫌な栗栖様。


こちらに近寄ってくるとじっと麗央さんの方を見た後、こっちを向いた。


「美鈴~。さっきぶりだね」


「は、はい」


あ、あれ栗栖さま麗央さんを見るときと目つきが変わったような…?
いや…気のせいかも?


来栖様がそんな訳ないもんね。うんうん


ふふっと微笑む栗栖さま。そしてその横にいる麗央さん。
ぱっと見るとその空間だけあからさまに顔面偏差値が違う、


別世界の人間って感じ…。


「僕も一緒に食べていいかな?」


「…あっちいけ」


「えー麗央クン聞こえない」


麗央さんの声をまるっきり無視。


そして微笑みながらなぜか机をはさんでわたしの目の前に座った栗栖さま。