紙が輝いてい見える…。


「いただけませんっ。こんなの」


こ、この紙っ、ぱっと見自分のポケットマネーぐらいの金額ぐらいある。


ご飯にこれだけのお金かけるのは流石、新堂様だ。


勝手に計算してしまうのは悪い癖だな…っと少し反省する。
自分はお金持ちな家の人ではないから。


「…そうか」


うんうんうん。
これだけのお金を私ごときに渡すのはもったいないっ。


…というか喉に通る自信がなかった。


返した紙を見て彼はポケットに手を突っ込む。


ごそごそ、と


「少なかったよな」


う、嘘。


輝く紙が増えました。


「美鈴ちゃん。麗央様すごいね」


椎菜ちゃん…。これはすごいの領域を超えています。


「美鈴ちゃん頂いた方がいいよ。親切心を無下にするのはよくないよ」

「いやいや。」


ぶんぶんと頭を横に振る自分の手の上に麗央さんは紙を渡す。


「もらっておけ。」


「え、あっ、ありがとうございます!」