無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

前のことを覚えてくださっていたのだろうか。

あの時のことを思い出してはっとした。


「…でもやっぱり、呼び捨てはハードルが…高いのでっ」


癖というか立場的についつい様をつけてしまう。


「様つけは禁止。」


ね?という彼。

うっ…顔が良すぎます。
きっと女子はこんなイケメンに不敵に微笑まれたら誰でもどきっとしてしまうのだろう。


「はい」


無理かもしれないけど…、従うしかない。


「というか生徒会のことでいったらお前もだけどな?伊織?」

「え、そうなんですか?」


突然の指名にとんでもなく嫌なのだろうか伊織様の顔が巻き込むな巻き込むなと語っていた。


「人手足りないからよろしくな。」