もーっ、なにこのナイルさん…!?

 いつもよりふにゃふにゃで心臓にわるいのだけど!

 加速した鼓動を聞きながらふり向けば、ナイルさんはふにゃりと笑った。




「顔赤い、かわいい。好きだよリアナ、愛してる」


「んっ」




 ちゅ、ちゅ、ちゅ、とキスされる。

 それは止まることなくふかく、ふかくへと入ってきて…頭がくらくらしてくると、胸をさわられる感触がした。




「んんっ、待って、ダメです、ナイルさん!まずはお水を飲んで酔いを覚ましてください」


「えー…リアナちゃんってばきびしいです」




 です!?

 えっ、かわいい!

 もう心臓が跳ねてばっかり…!


 私はなんとかナイルさんを落ちつかせて、ソファーに移動し、お水を飲ませる。

 コップ一杯のお水を一気飲みしたナイルさんは、「はー」と私のほうにたおれてきて、ひざに頭を乗せた。