胸がいっぱいいっぱいになると同時に、強い気持ちが湧き上がってきて、ナイルさんの言葉をさえぎって告白した。
ぎゅうう、と抱きついても、ナイルさんはだまってうごかないまま。
どうして…?とすこし泣きそうになる。
「…俺はヤクザで、リアナちゃんはアイドルだよ?スキャンダルにでもなったら、芸能界にいられなくなっちゃう」
とんとんと、たしなめるように背中をたたかれて、ナイルさんはそんなこと言うひとじゃないのに、と唇を噛んだ。
「どうしてそんなこと言うんですか…っ」
「ライブを見たら、リアナちゃんは人気なんだなーって実感してさ。俺が台無しにしちゃわるいでしょ」
ぜったいちがう、ナイルさんはそんな良識のあるひとじゃない…!
私は顔を上げて、ナイルさんの首に抱きつきながらキスをした。



