「ごめんね、さそいがきちゃって」


「…」




 スマホを操作するナイルさんから距離を取った。


 ナイルさんって、他の女のひとともそういうこと、するの…?

 いろんな女のひとに手を出してるの…!?




「リアナちゃん?大丈夫だよ、いやがることはしないから」




 きょとんと私を見るナイルさんに、なんだか涙がこみあげてくる。




『あ、ごめん、こういうの未成年にはよくないよね』


『高校生にはちょっと刺激が強すぎたかな?』




 いままで私、子どもあつかいされてたんだ…。

 そうだよね、だって、大人の女のひとともあそんでるんだもん…。

 私だって、高校生で、子どもじゃないのに…。




「…っ」


「え、リアナちゃん?」