合意じゃ…っ。
ない、と言い切れないなにかが自分のなかにあることに気づいてしまって、視線が泳ぐ。
だって私、アイドルなのに…っ!
「リアナちゃんはなにもしなくていい。やさしくするよ。ただ、うんと甘い夢を見せてあげる」
「っ…!」
そっと唇がかさなって、ぐらぐらと心がゆれた。
ふれている部分がすごく熱くて、心臓のばくばくが止まらなくて…。
どんどんふかくに入ってこようとするナイルさんを止めることができないまま、甘く溶かされていく。
「かわいい、リアナ」
ナイルさんは、ふっと笑って、キスをしながら私の体をなでた。
その手が胸で止まったとき、やっぱり、と理性がはたらいてナイルさんの胸を押し返す。