「な、ナイルさん…っ」


「あいさつがわりだよ。それから、忠告?俺はリアナちゃんをおそいたくてうずうずしてるんだよっていう」


「な…っ!」




 そ、そんな下心をあらわにされても…っ!

 どうしていいかわからなくなっちゃう…!




「ふふっ、顔がまっかだね?かわいい、ほんと…」




 とろけたような笑顔を寄せて、耳にキスをしたナイルさんは、音にならない声でささやいた。




「抱きたいくらい」


「~っ…!」




 心臓のばくばくが止まらない…っ。

 ちゃんと服を着てるのに、丸裸にされたような心地になって、自分の体をぎゅっと抱きしめる。




「高校生にはちょっと刺激が強すぎたかな?ごめんね、向こうに行こう?」