やさしい声を聞いて、おそるおそる視線をもどすと、ナイルさんは顔のたかさに両手を上げていた。
「…ナイルさんって、私にそういう気持ち、あるんですか…?」
「もちろん」
う、と顔の熱が上がる。
「大人が高校生に、なんてよくないと思います…っ」
「俺、わるい大人だから。好きな子が大人になるまで待てないんだ。あ、もちろんいやがることはしないけどね?」
にこりとほほえむ顔は大人っぽいのに、言ってることはぜんぜん大人らしくない。
「…まっかになってるリアナちゃん、ひかえめに言って抱きたいくらいかわいい」
「だっ…!?」
なに言ってるのナイルさん!?
私かなりキケンなひとを家に入れてない!?



