「じゃ、バイバーイ!」

「うんっ! バイバイ」



お出かけも終わって、解散になった。

まずはお昼ご飯を食べて、プリクラも撮ったりした。

ショッピングもして、士綺くんがお洋服を選んでくれた。

ただ……。



「ねぇ士綺くん? なんかこの服長くない?」



この服は、とても袖やら裾が長くて……。

私はチビで、こんなに長いと引きずりそうだから……。



「……椿月が悪い」

「え、まだあのこと怒ってるの?」



実はショッピングをしていたら、昔の友達に会った。

小学生の友達で、最初は誰か分からなかったけど、すぐにまた仲良くなった。

でも、その人は男の人で……。

士綺くんは嫉妬どころではない事態になってしまって……。

しかも彼もチャラいというか、ノリで『付き合おー』とか言ってきて、士綺くんの怒りは最高潮に……。

士綺くんと付き合ってるからって断ったら、『似合わない』『俺とにしない?』とか言ってきて、士綺くんはもう殴る寸前までいって……。

とにかく、大騒動だった。