「「「「「「「「っ……!!」」」」」」」」

「えっ!?」



急に前に立っていた人が跪いた。

な、なんで……!?



「「「「「「我が姫!全力で守らせていただきます!!」」」」」」



我が姫……!?

な、何が起こって……!!



「ね?つーちゃん!」



わけ分かんない『ね?』。

しかもそう言いながら抱きついてきて……。



「おい、憐夜さんが気に入ってるって……」

「姫は作る気ねぇって言ってたのに気に入られたのか!?」

「しかも総長の知り合いって」

「ガチの姫じゃねぇか……!!」



な、なんで急に歓迎ムードに……?

まあ士綺くんの知り合いって嘘じゃないんだけど……。

それより、沢山いるなぁ……。

姫になったなら、全員覚えな、きゃ───。



「気づいた?百瀬」



───なん、で。

最前列の1番端。

そこにいた、のは───。