良かった……一緒にいれるんだ……。



「憐夜、車呼べ」

「え〜。しょーがないな〜。多分数分でくるからね〜」



憐夜くんが呆れながらスマホで電話をした。

私は安堵が出てきて、号泣状態だった。



「うっ……良かった……っ」

「椿月、可愛い顔見せるな」

「士綺クンの過保護キモ……」

「あ? 別になんでもいい」

「うげぇ……」



涙が止まったのは、羞恥心に晒されたからだった。