傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

詰め寄って引いて……『押してダメなら引いてみろ作戦』じゃん……!

ほんとに恥ずかしい……!



「そんなの知らねぇ。まあ椿月を傷つけたなら容赦はしねぇ。玲音、俺の部屋に侵入した奴探せ」

「まあ俺らもいい迷惑だったからな。徹底的に探す」



傷つけたならって……もうやだ〜……!



「あっ、でも士綺くん、車に乗せてくれた時なんで離れていったの? だって離す気ないんでしょう?」



そう聞くと、士綺くんは顔を覆った。

憐夜くんと結蘭ちゃんはニヤニヤと笑って。

涼くんと玲音くんはため息をついて。



「つーちゃん、それはねぇ……」

「言うな。殺すぞ」

「え、何? もしかして、その時まで……離れる気だったとか……?」



目にまた涙が溜まってきた。

その様子を見て、憐夜くんがまたニヤついた。



「ほら王子様〜。プリンセスを泣かせるなんてなんて酷い〜。これは説明しなきゃね〜」

「……クソが」