傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「ちょうど良かった〜。結蘭ちゃーん、手伝って〜! 数だけのなんちゃって暴走族なんか潰そ〜」

「なんや、そんなことか。それなら任しとき! 親友を傷つけられたらやり返すのが親友やろ!」

「ゆ、結蘭ちゃん、気をつけて───っ!!」

「椿月!?」



急にお腹に力を入れたせいで、激痛が走った。

それに気づいてくれた士綺くんが走ってきてくれる。



「ほら士綺クン、早く連れて行って。つーちゃんいたら安心して殴れないよ〜」



憐夜くんの煽りに乗った人たちが、どんどん襲って行く。

士綺くんは迷うことなく、私を抱き抱えた。



「士綺くん……! そんな脚で立っちゃ……!」

「この程度どうってことない。そんなことより早く病院行くぞ」

「……ありが、とう」



士綺くんは、私のために身を削ってくれる。

今回だって、こんな大怪我をして……っ。