傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

結蘭ちゃんはあっという間に白龍の人たちに囲まれてしまった。



「士綺くん……!! 助けてっ……!!」



泣いて懇願した。

士綺くんは舌打ちをして走って向かった。

でも、士綺くんが男の人たちに触る前に……。



「触らんといてや!!」

「……は?」

「え?」



士綺くんでさえも驚いた。

なぜなら……男の人たちが全員、吹き飛んだから。

男の人たちが散った真ん中には、結蘭ちゃんが立っていて……。

今、士綺くんは何もしてなかったよね……?

な、何が起きて……?



「なんやキモいなぁ! 椿月傷つけといてこんなん甘い方や!」

「……へ?」



どうして……結蘭ちゃんが立って……?



「結蘭、一応俺並みに武道できる」

「えぇ!?」



玲音くんの言葉に、驚きが隠せなかった。

つまり……結蘭ちゃん、強いってこと?