傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「ふふっ、教えてあげましょうか。あなたの両親が消えた理由は───」

「黙れ!」

「っつ!」

「……憐夜、くん?」



憐夜くんが……見たことのない、顔をした。

声色も、全部違くて。

しかも白雪蓮乃の首の側面を叩いて気絶させた。



「士綺の苦労も知らねぇくせに……シャシャってんじゃねぇよ」

「れ、憐夜、くん……?」



こんな憐夜くん、見たこと、ない……。

こ、わい……!

すると、憐夜くんはコロッと表情を変えて。



「ごめんつーちゃん。僕怒り抑えられなかったよ〜」



と、明るく笑って見せた。

憐夜くんの黒い部分、初めて見た……。



「それよりつーちゃん、どこ痛い?」

「あ、一番は……お腹かな。多分だけど、骨折れてると思う……」



そう伝えると、憐夜くんはお腹を捲った。



「ひゃっあぁ!」