傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「総長! 準備できました!」

「はーい」

「っ……!」



引きずられて着いた隣の部屋。

そこには、大きなスクリーンがあった。

そして、たくさんの人集りが。

な、何が、始まろうとして……。



「今の現状は?」



天鬼岳がそう言うと、下の人であろう人たちの中から、1人歩み出た。



「今現在では、白龍の第一特攻部隊と、鬼龍の特攻隊が交戦中です」

「そ。まあ、こっちが押される状況は目に見えてた。もうすぐ来るよ」

「いたっ……!」



無理やりソファの上に座らされた。

ほとんど、押されるような形で。


───ブー、ブー、ブー、ブー。



「……?」

「……あ? なんだ」



突然鳴り出した警報音。

それは、パソコンを持つ人から出た音だった。



「総長! やられました! う、ウイルスにかかって!」

「……チッ。如月玲音の仕業か」

「玲音くん……」