傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

私は、少しでも、幸せな日々を続かせたい。

“永遠”なんて言葉は、望まないから。

お願い神様。

死んでもいい。だから───


───士綺くんを、護って。



「……あなたみたいな強欲な人、士綺くんの興味も引かない!!」

「〜っ、このっ……!!」

「っ……!!」



ハッピーエンドは望まないから。

一瞬、1日、1時間、1秒でいいから。

幸せな日々を、返して───。


蹴られた場所を抑えて苦しんでいると。



「総長!! やられました!!」



血を流した男の人が、倉庫に入ってきた。

天鬼岳は私から手を離して向き合った。



「何? 今忙しいんだけど」

「特攻隊……鬼龍に突破されました!!」

「っ……!」



私は、息を呑んだ。

でも、天鬼岳は驚くことなく。



「……へぇ、鬼龍が」



ニヤリと笑い、ソファにドカッと座った。

……士綺くん、どうして……!

頭のいい士綺くんなら、自分が真の狙いだって気づくはずなのに。

……私なんかの、ために。