傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「あ……?」



そこには、ビデオ通話の承諾画面が。

誰だ、こんな時に……!!



「……天鬼岳からだ」

「ッ、寄越せ!!」



確かに、名前は『天鬼岳』と表示されている。

次はなんだ……!?

俺は何も考えず、すぐに『応答』と押した。

すると───。



《あ゛……!! ぁあ゛!!》



何度も聞いた声。

何よりも愛おしい声。

そして、その姿は───。



「椿月!! 椿月!!」



酷いものだった。

写真で見た通りの切れている綺麗な顔。

そして───震える身体。



《こっちはアンタの女の命握ってんだぞ?見てみろよ、この傷。頬は切れて痙攣してんだろ》



俺の凄みにも飄々とする男。



「っ、椿月! ぜってぇ助けるからな!!」

《士綺、くん……》



絶対、助ける……!!