「───殺してやる」
「士綺クン!」
殺してやるに決まってんだろ。
この世に生まれた事を後悔するくらい……徹底的に潰してやる。
「士綺クン! ダメだって! 相手の狙いは士綺クン! 士綺クンがやられれば───」
「黙れ!!」
うるせぇんだよ……!!
送られてきた写真。
頬から血を流し、しかも腹を抑えている体制の椿月。
……腹の骨、ぜってぇ折れてる。
じゃなきゃ、あんな体制になるわけねぇ。
「士綺クン! 落ち着いて!! 今行ったら、つーちゃんがまた酷いことに……!」
「……チッ!!」
俺は近くにあったパイプを蹴り飛ばした。
甘かった……アイツらが、俺らの事を先読みしないわけがない。
クソ……ッ!!
「っ、士綺!!」
「あ゛!?」
玲音がまた大声を上げたと思うと……。
パソコンを持ち、走ってきた。