5000万円渡してでも……欲しい、の?
姫の、座が。
「あなたのこと調べたわよ。士綺の幼馴染みなんだってね。しかも親に捨てられたと」
「っ……!」
どこまで、調べて……!?
「それで今は士綺の家に居候中。まあ士綺のお情けだろうけど。とりあえず士綺の家を出て。お金いるでしょ?」
「……ふ」
「ふ?」
「ふざけないで!!」
「……ふふっ」
お金で、釣られるとでも?
……くだらない。
「なぁに? どうせお金で近寄ったんでしょ? 汚らわしいあなたはどうせ釣り合わないわよ」
「っ、何があっても士綺くんとは別れない!」
汚らわしいのは、どっちよ……!!
もう絶対……士綺くんから離れないから。
そう決意を込めて睨むと。
「……交渉決裂、という意味で合ってるかしら?」
不気味な笑みを浮かべた。
姫の、座が。
「あなたのこと調べたわよ。士綺の幼馴染みなんだってね。しかも親に捨てられたと」
「っ……!」
どこまで、調べて……!?
「それで今は士綺の家に居候中。まあ士綺のお情けだろうけど。とりあえず士綺の家を出て。お金いるでしょ?」
「……ふ」
「ふ?」
「ふざけないで!!」
「……ふふっ」
お金で、釣られるとでも?
……くだらない。
「なぁに? どうせお金で近寄ったんでしょ? 汚らわしいあなたはどうせ釣り合わないわよ」
「っ、何があっても士綺くんとは別れない!」
汚らわしいのは、どっちよ……!!
もう絶対……士綺くんから離れないから。
そう決意を込めて睨むと。
「……交渉決裂、という意味で合ってるかしら?」
不気味な笑みを浮かべた。



