傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「これから俺の家で過ごしてもらう」

「……へ?」



俺の家で過ごす……?

……士綺くんの家!?



「ちょっ、何言ってるの!?」



まだ付き合って数分なのに、早すぎでは!?



「いや、変な意味じゃない」

「え?」

「今回の件で完全に分かった。相手は鬼龍を潰す気だ。そして、それに椿月が使われる可能性が高い」

「今回のこと……」



つまり、また狙われるってこと?



「でも、士綺くんといれば大丈夫でしょう?」

「ああ。それは約束する。でも家までは護れない。だから俺の家に来てくれたら護れる」

「なるほど……」



確かに誰もいないし、それで士綺くんの手間が省けるなら……。



「うん。いいよ」

「本当か?」

「うんっ。でも私、お金も何も払えないよ?」

「何言ってんだ。俺の婚約者が金払う必要はないだろ」

「本当? ありがと……はい?」