傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

いきなり扉が開いて、憐夜くんと結蘭ちゃんが筆頭に入ってきた。

み、見られた……!?



「……チッ」



私以上に士綺くんがお怒りで、舌打ちをした。



「ちょっとちょっと、舌打ちはないでしょ〜? 僕らちゃんと黙って聞き耳立ててたんだから」

「き、聞いてたの……!?」



し、死にたい……。恥ずかしいっ!

でも反対に、士綺くんは飄々としていて……。



「気配隠すの下手過ぎだろ。まあ、牽制になるな」

「僕らに〜? は〜、つーちゃんの相談聞いてあげたの僕だけど〜?」

「は? 椿月、どういうことだ」

「えっ? そ、それは……」



憐夜くんが言ったことは、きっとお祭りでのこと。

確かに、思い切り泣いてしまったし……。



「いや……なんでも……」

「椿月、話は変わるが」

「ん? 何?」



本当に急に変わった士綺くん。

とりあえず……すれ違い問題解決?