傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「士綺、くん……?」

「っ、悪い……」



すぐに士綺くんはどいてくれて、また座る。

士綺くんは大きく息を吸って、私を見た。



「───俺と、付き合ってくれ」

「っ、は、い……!!」



目から一粒、涙が溢れた。

ずっと……願っていた。

士綺くんの隣に堂々と立てたら……どんなに幸せだろう。

そう、思っていた。

ねぇ、士綺くん。



「大好き───……。“士綺”」

「っ……!」



小さい頃はよく、呼び捨てにしていた。

でも、大きくなるにつれて、士綺くんが大人になっていくように感じて。

まるで、年上のように感じてしまった。



「……タガが外れたみたいだ」

「えっ?……んっ!」



士綺くんに、食べられるようなキスをされた。

───こんな幸せ、あっていいんだ……。



「ヒューヒュー! おめでと〜!!」

「なんやねん〜!」

「っ、きゃぁ!?」