傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「もう、後悔しないって決めたの。もう、二度と傷つくことを怖がらないって決めたの。それを決めれたのは……士綺くんの、士綺くんたちのおかげだった」

「つーちゃん……」



ボロボロを涙を流して、どんなに惨めな姿だろう。

私のことを考えてくれてる士綺くんの案を否定して、縋って。



「なんでもいい……! 姫でも、嫌いな奴でも、なんでもいいから……もう、離れないで……」

「……」

「あの時……士綺くんが私の手を否定した時、私、全てを失った気がしたの。もう、あんな思いは、したくない……」

「……」



何も言わない士綺くん。縋る私。

みっともなくても、情けなくても、惨めでもいい。

だから……



「───だから私を、置いて行かないで……」

「……っ」



あなたのこと、好きだから。

あなたのこと、守りたい。一緒にいたい。笑い合いたい。



「私は、お荷物かもしれない。私、士綺くんの隣に、似合わないかもしれない。でも、一緒にいたい……」

「……俺は」