傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「でも暴走族を見張るために暴走族をしてたんでしょう? 今のところ、私を襲った人たちとは関係ない気がするけど……」

「違う。そのまま経過して、目星のある暴走族を見つけたんだ」

「目星?」



つまり、限度が過ぎたってこと?



「……ヤク漬けって知ってるか?」

「ヤク漬け? あ、それ私を襲ってきた女子たちが言ってた気がする。『ヤク漬けにしていい』とか」

「……チッ」

「え?」



もう何が何だか分かんない……。



「その暴走族は、女を捕まえてヤク漬け……薬の実験に使ってたんだ」

「っ、え?」



つまり……あの人たちが言っていた『ヤク漬け』って、私をするって、意味……?

しかも、実験台に……。

そう唐突に理解すると、身体が震え出した。



「椿月? 大丈夫か?」



急にあの時のことを思い出して、震えが止まらなくなった。

……ヤク、漬け?

私、実験台にされるかもしれなかったって、こと……?