傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「よかったぁ。命に別状なくて」

「よくないわ! 腕ポッキリ折れてんねん!」

「でも命に別状はなかった。てかスマホ落ちてるよ」



憐夜くんが拾い上げたのは、画面が割れたスマホ。

これ、さっき落としたやつかな?



「士綺クン、物は大事にしなきゃだよ〜」

「うるせぇ。あと医者呼ぶぞ」



お医者さん?

そういえば、ここは病院じゃないみたいだけどどこだろう?



「士綺くん、ここはどこ?」



そう尋ねると、するりと答えてくれた。



「俺の家」

「……へ?」



おれの、いえ?



「士綺くんのお家!?」

「椿月、あんまり大声出すな。骨に響いたらどうすんだ」

「いや、さすがにそれはないでしょ。何言ってるの士綺クン」

「いやいや、なんで士綺くんのお家なの!?」

「……」