「み、みんな。お待たせ……」

「つーちゃん遅い〜! 場所探しにゴー!」



憐夜くんたちが見えて手を振ると、憐夜くんが気づいてくれた。



「もう! 何してたの〜? もしかして迷った?」

「う、うん。そんなとこ……」



憐夜くんの問いかけに、そんな曖昧な言葉を返す。

……嘘、なんだけど。