「……じゃ、じゃあ認めるけどっ! でもさすがにこれはっ……!」



こんなお色気浴衣恥ずかしくて無理っ〜!!

思い浮かぶ士綺くんの反応は2つ。

1つ目は……。

『なんだそれ』

引かれる一直線!


2つ目は……。

『着方間違えてるぞ』

って天然出してくる!

てか士綺くんに色仕掛けとか絶対効かない!



「何言うとんねん。まああの獅子堂には無理かもな〜。それならTheシンプルするしかないな。ほれ、もっかいや!」

「ありがとうございます……」



多分憐夜くん、玲音くん、涼くんにも色仕掛けは効かないよ……。

それより……。

士綺くん、どんな浴衣なんだろう……。

それもちょっと……楽しみ……。

いや、変態か私!!

と、自分で自分にツッコんでいると。



「お! できたで!」



いつの間にか着付けが終わってて、結蘭ちゃんに鏡の前に立たされる。