「つーちゃんはねっ! 僕ら鬼龍のお姫様になったの〜!」

「……はぁぁぁぁぁああああ!?」

「ちょっと憐夜く〜ん!」



案の定結蘭ちゃんは驚き過ぎて口をポッカリ開けている。



「てか鬼龍って暴走族やろ!? 玲音、ジブン暴走族に入ったってことか!?」

「だからなんや」



関西弁で喋る玲音くんだ……。じゃなくて。



「いや暴走族やて! しかも噂のやつやん! そこのジブンら幹部やろ! なんで玲音とおるねん!」



憐夜くんを指差した結蘭ちゃん。



「え〜? 玲音クンは我が鬼龍の幹部、No.3ですけど〜?」

「はぁぁぁぁぁあああああ!?」



み、耳壊れるよぉ……!



「幹部!? なんでそんな事言わんねん玲音!」

「……うるせぇ。言う必要ないやろ」

「いや! んなわけあるか! で、椿月はなんで姫になったん! ジブンいかにも『不良とは関わりたくありません』って顔してるやろ!」



結蘭ちゃんの言葉に苦笑いをする。