「本当に従兄妹……!?」
「せや。玲音は同い歳の従兄」
「で、でも玲音くんは養子だったって……」
従兄妹と分かった次に不思議なのは養子のこと。
だって、養子になっていたのはご両親がいないからじゃないの?
「……なーんや。椿月は知っとんねや」
「う、うん。で、でも今はもう養子じゃないんだよね? 名字も違うし」
でも、結蘭ちゃんの名字は安西。玲音くんの名字は如月。
どちらにしろ名字は違う?
「玲音、もう知られてんのやろ? もう教えた方がええやろ」
「……分かった。……屋上行くぞ」
「えっ?う、うん」
玲音くんについて行き、屋上に着く。
いつものように誰もいない。
「一回話しただろ。士綺が朱雀院家を潰した後、俺の本当の両親を捜してくれたんだ」
「えっ、じゃあ今は……」
切り出された言葉。
……両親を捜したって。
「せや。玲音は同い歳の従兄」
「で、でも玲音くんは養子だったって……」
従兄妹と分かった次に不思議なのは養子のこと。
だって、養子になっていたのはご両親がいないからじゃないの?
「……なーんや。椿月は知っとんねや」
「う、うん。で、でも今はもう養子じゃないんだよね? 名字も違うし」
でも、結蘭ちゃんの名字は安西。玲音くんの名字は如月。
どちらにしろ名字は違う?
「玲音、もう知られてんのやろ? もう教えた方がええやろ」
「……分かった。……屋上行くぞ」
「えっ?う、うん」
玲音くんについて行き、屋上に着く。
いつものように誰もいない。
「一回話しただろ。士綺が朱雀院家を潰した後、俺の本当の両親を捜してくれたんだ」
「えっ、じゃあ今は……」
切り出された言葉。
……両親を捜したって。



