傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

今手当てした人が、指を指した。

そこは、古いテーブルの上だった。

確かに救急箱らしい物があった。



「それ、使え」

「あ、ありがとうございます……!」



きっと絆創膏とかたくさん入ってるはず。

救急箱を手に取り、中を開けた。

そこにはたくさんの包帯、絆創膏、塗り薬があった。

よかった……。



「椿月? 何してんだ」

「えっ、士綺くん……!」



士綺くんたちが来て、私は助かった。



「み、皆さんが、喧嘩、したらしくて……。理由は、分からないんですけど……」



理由なんて分かりきってる。

私の、せいだ。



「……お前ら、何してんだ」

「そ、総長……」

「言っておくが、声聞こえてるぞ。まだとやかく言ってる奴がいんのか」



え、聞こえてたの?



「そ、それは……!」

「いい加減にしろ。もういいだろ。椿月、帰るぞ」