傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

士綺くんは“本当に震えた理由”が分かってるのか、心配してくれてる。



「大丈夫。もう、そろそろ、ね」



そろそろ、ケジメをつけなきゃ。

もう、過去のことだもん。



「強いな。椿月は」

「そんなこと、ないよ……。それにしても、なんだかすごい2つ名を付けられた気が……」

「実質姫だしいいだろ」

「よ、よくないよ! 女帝とか、士綺くんの女とか……。士綺くんに迷惑もかかるし……」



そう言った瞬間、士綺くんの顔が赤くなった。

……え?



「……俺は別に……」

「え? どうしてそんなに赤いのっ?」

「〜っ、この鈍感が……」

「え? 鈍感?」



わ、私のこと!?

鈍感って……。



「そ〜れ〜でっ!」



憐夜くんがパンッと手を叩いた瞬間、騒がしかった倉庫がまた一気に静かになった。



「これで分かった〜? 僕らの姫に手を出したり文句言ったりしたら潰すから〜」

「「「「「「「……っ!!」」」」」」」