傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

憐夜くんと喧嘩してる中、私は嬉しくて大はしゃぎだった。

し、士綺くんが来るならとびきりおめかししなきゃ……!

とにかく、お化粧品はいろんなの買って……。



「てか玲音クンと涼クンも来るよね〜!?」

「え? 俺? 行きませ───」

「涼くんも一緒に行こう! あと玲音くんも!」



涼くんも玲音くんも一緒に行けたら嬉しい!

そう思い、つい飛びついてしまった。



「あっ、ごめんごめん。でも一緒に行こう?」

「いや……俺はちょっと……」

「そっかぁ……。一緒に行けたら嬉しかったんだけど……」

「涼、玲音、行くぞ」

「え? 士綺さん?」



悲しんでる私を見てか、士綺くんが声をかけてくれた。



「涼、誓ったよな?」

「えっ、あっ、はい……!!」



脅、されてる……?

何を誓ったのかは知らないけど、ものすごく怖い顔をしていらっしゃる……。